沖縄のインターナショナルスクールは東京都心に比べコスパ抜群!
「保育園留学のために沖縄滞在…」
おうち英語実践中のママパパなら、一度は思い描くことではないでしょうか。
娘が0歳で沖縄に引っ越した私も同じ考えをいだいていました。
そこで、純ジャパ2歳の娘が沖縄インターナショナルスクールに7か月間実際に通ってみた経験と効果を紹介します。
「インターナショナルスクール」の選び方
沖縄のインターナショナルスクールはとにかく数が多いので、どの学校に自分の子供を入れるべきなのか迷ってしまいますよね。
そこで、私はスクールを以下の5つに分類しました。
外国人教師外国人生徒系スクール(小学校以降も通学可能)
小学校以降もインターナショナルスクールに通わせることを検討している方は上記の学校の幼稚園や保育園等を検討することがおすすめです。英語習得のために沖縄移住する所謂英語ガチ勢のお子さんが通っているイメージが強いです。
Okinawa Christian School International
いわずとしれた沖縄では最も有名なインターナショナルスクールの一つです。読谷村の美しい海の前に建つ広大な校舎と広々した運動場は一見の価値があります。また、セーラの森公園に隣接しており環境は抜群です。加えて、読谷村には多様な人種の方が住んでおり、教師もクラスメートも自ずと多様になるので、本州のインターナショナルスクールでは決して味わうことのできない環境で英語を学ぶことができます。ただし、カリキュラムや入学手続きの説明等ほぼ英語なので、親の英語力がかなり求められます。長女をOCSIに通わせた米軍基地内で働いている沖縄出身の友人は、子供が先生の話していることを通訳してくれたと言っていました。

インスタでOCSIと検索してフォローすると、文化祭の情報やその他のイベントの情報が手に入ります!
うるま市にあるインターナショナルスクールです。2025年4月に第二キャンパスが恩納村で開校しました。また、スクールバスも結構頻繁に見かけるので、現在かなりやる気があるスクールの一つであることは間違いないです。
Zion Christian Academy International
黒人生徒向けに創設されたインターナショナルスクールです。大きな建物の学校ではありませんが、嘉手納基地の近くにあり日本人の生徒が少なく国際的な印象があります。
中城村にあるスクールです。土日には同じ建物が教会として使用されるため、キリスト教系のイメージが強い学校の一つです。OCSI同様に様々な国からやってきた教員から指導を受けることができます。高速道路を降りてすぐの立地にあるので、沖縄県の南部に住んでいる純日本人の生徒も通うことができる学校の一つです。
こちらも中城村にあるスクールです。沖縄県のスクールの中でもキリスト教のイメージが最も強い学校だと思います。
キャンプフォスターのリージョンゲートの隣にあるスクールです。完全に英語だけの授業を行うスクールと異なり、日本語教育にも力を入れていることを前面に押し出しているスクールです。このスクールは小学校までしかありませんが、卒業後に日本の有名私立中学を受験する生徒も多いので少し塾のイメージが強い学校と言えるかもしれません。

ちなみに2024年7月に入園希望のウェイティングリストに登録した後、実際に入れますよ~という連絡が来たのは2025年3月でした!他県希望者もいて人気のあるスクールだと感じました!
外国人教師外国人生徒系スクール
基地の近くにあり、米軍基地家庭向けのスクールです。フィリピン人教師が多いスクールで、短期的に日本に住む米軍基地のアメリカ人家庭のお子さんが多いイメージですが、日本人のお子さんも少数ではありますが在籍していました。正直、日本の保育園の基準には準じていない学校が多いです。
北谷町の高級住宅街International Academyにあるスクールです。基地外に住むことができる所謂エリート層の軍人の方が好んで居住するエリアにあります。もちろん、アメリカ人の生徒の率が高い学校の一つですが、近所の公園でこちらのスクールの生徒さんと一緒に遊ぶ機会があった際には、思った以上に日本人の生徒も沢山いる印象を受けました。日本語対応可能なスタッフが在籍しているので、日本語で連絡を取ることが可能です。
Santa Monica International School
こちらも北谷町の高級住宅街に位置するスクールです。印象的な白い建物は日本にいることを一瞬忘れてしまいそうです。こちらも日本語対応可能なスタッフはいますが、教師はほぼフィリピン人の方です。見学に行った際に、日本人の生徒は極めて少なくアメリカ人の生徒が大半を占めている印象がありました。
Golden Mind Achievers International
キャンプフォスターの北前ゲートの近くにあるスクールです。お土地柄、アメリカ人の生徒とフィリピン人の教師が大半を占めているイメージがあります。オーナーもフィリピン人のようでした。
Early Learners International Preschool
沖縄北インターを降りてすぐの場所に位置するスクールです。うるま市にあるキャンプコートニーにも近いのでこちらもアメリカ人の生徒とフィリピン人の教師が大半を占めているイメージがあります。日本語に対応するスタッフがいることはいる様子だったので、見学に行きたい場合は事前に日本語対応スタッフとアポを取ることをお勧めします。
外国人教師日本人生徒系スクール
下記スクールは、日本人向けのホームページが充実しています。せっかくインターに通わせるのであれば、絶対に外国人の先生が良い!でも完全に英語は不安という方向けのスクールかもしれません。日本人のお友達も多いので、お子さんによってはスムーズにクラスに慣れることが期待できます。
宜野湾市の中心に位置するスクールです。創業者のフィリピン人の校長を中心にフィリピン人の教師が英語で授業をする学校です。昔は普天間飛行場に所属するアメリカ人家庭出身の生徒もいたそうですが、基本的に普天間飛行場は独身軍人の方が多く所属しているため、私が見学に行った時は、ほとんどが日本人の生徒だったと思います。なお、生後9か月頃から受け入れ可能です。日本語対応スタッフが常駐しており、日本人の家庭向けのパンフレット等もありました。
国際バカロレア認定校です。保育部は那覇市にありますが、小学校以上は南部の南城市にあります。沖縄県の基地は南部には無いので、生徒は日本人が多い印象があります。HPの高等部のサイトでは国内外の大学の進学先が掲載されており、他の学校には無い魅力があるのが特徴です。
元々OIST(沖縄科学技術大学院大学)に通う研究者の方の子供達のために造られたうるま市にある学校です。HPも日本語や日本人家庭向けにもしっかり作成されているので、日本人の生徒が多く在籍している印象があります。学校はうるま市ですが、那覇でも頻繁にスクールバスを見かけるので、南部に住んでいても通うことができる貴重な学校ではないでしょうか。
外国人教師日本人生徒系スクール
米軍基地家庭向けに日本人が作った学校が沖縄県には存在します。英語が堪能な日本人の先生による、日本の保育の基準に沿った丁寧な保育は米軍基地に住む親にも好まれる傾向があります。
1人のフィリピン人教師を除いてほとんどが日本人教師で運営されているスクールですが、嘉手納基地のゲートに近い場所に位置するため、アメリカ人家庭やハーフの生徒が沢山在籍しており、授業は基本的に英語で行われます。また、後述する認可外保育施設の個別情報ではインターナショナルスクールの中で唯一指導なしの評価を獲得しています。そのため、生徒に対する教師の比率は日本の保育園と同様ですし、避難訓練や健康診断も定期的に実施しています。
公園など外遊びを大切にするスクールです。雨が降らない限り必ず生徒を外に連れて行く方針の学校です。日本の古い家屋をスクールとして使用しているのでアットホームな雰囲気が特徴です。教師は日本人がほとんどですが、英語での保育が行われています。また、北谷町にあるため、アメリカ人家庭の子供達が多い印象です。
日本人教師日本人生徒系スクール
那覇市内にもいくつかインターナショナルスクールがあります。那覇市内には基地は無いので、どうしても教師も生徒も日本人の率が高いです。沖縄県以外のインターナショナルスクールとあまり変わらない印象にはなってしまいます。しかし、ハーフの生徒の率はやはり沖縄県というお土地柄とても多いです。
「インターナショナルスクール」4つの特徴
沖縄のインターナショナルスクールに通って感じた日本の保育園と異なる特徴を4つ挙げます。
- 1年間のスケジュールはアメリカのカレンダー通り
- アメリカのイベントや行事がたくさんある
- クラスメートはアメリカ人やハーフなど多様
- 朝6時から夕方6時までの預かり時間
では、みていきましょう。
一年間のスケジュールはアメリカのカレンダー通り
アメリカ軍基地に所属する軍人や基地で働いている軍属(軍隊に所属する民間人)のご家庭が沖縄のインターナショナルスクールを利用することが多いです。そのため、日本の祝日は休みにならず、アメリカの祝日が休みになるスクールが多いです。
具体的には以下のような休みがあります。
- 1月1日(水):New Year’s Day(元旦)
- 1月6日(月)キリスト降誕祭
- 1月20日(月)Martin Luther King. Jr Day(キング牧師記念日)
- 2月12日(水)リンカーンの誕生日
- 2月17日(月)President’s Day(大統領の日)
- 2月22日(土)ワシントン誕生日
- 3月17日(月)聖パトリックの日
- 4月18日(金)グッドフライデー
- 4月20日(日)復活祭
- 4月21日(月) 愛国者の日
- 7月4日(金)Independence Day(独立記念日)
- 9月1日(月)Labor Day(労働者の日)
- 10月13日(月)Columbus Day(コロンブス記念日)
- 11月11日(火)Veterans Day(退役軍人の日)
- 11月27日(木)Thanksgiving Day(感謝祭)
- 12月25日(木)Christmas day(クリスマス)
また、学年は9月に新学期が始まり5・6月に終了します。
2024年に経験した1年のスケジュールを以下にまとめてみました。
秋 学 期 | 9月3日 9月21日 10月25日 11月27日 | 新年度開始 親子交流会 親子遠足 感謝祭 |
11月28〜12月1日 | 感謝祭休み | |
冬 学 期 | 12月2日 12月20日 | 冬学期開始 ホリデーイベント |
12月21日〜1月5日 | 冬休み | |
春 学 期 | 1月6日 2月15日 3月28日 3月29日~4月5日 | 春学期開始 親子交流会 卒園式 春休み |
夏 学 期 | 4月6日 6月20日 6月21日~8月31日 | 夏学期開始 終了式 サマースクール開始 |
サマースクール等は1年のカリキュラムとは別に開かれることが多く、別途料金がかかることが多いです。また、レギュラーの生徒以外の児童を受け入れているスクールもあるので、夏休みを利用して沖縄でサマースクールを体験することもおすすめです。

日本の祝日と被らないから、アメリカの祝日の日に子供を病院に連れて行ったりと意外に便利でした!
アメリカのイベントや行事がたくさんある

沖縄のインターナショナルスクールでは日本にはないアメリカの文化に基づいたイベントが開催されます。代表的なものはThanksgivingday(感謝祭)とChristmasEventの二つです。Halloweenイベントを行っているスクールもありますが、キリスト教系スクールだと感謝祭や秋祭りといった名称で行われることが多いです。また、クリスマスに関して、キリスト教以外の家庭に配慮してHappy Holidayと書かれた垂れ幕などが準備されていたりします。

イベント当日はカラフルなドレスや可愛いコスプレに身を包んだ生徒達が沢山登校してくるので、それだけでもアメリカの文化に十分触れられるのではないでしょうか。
クラスメートはアメリカ人やハーフなど多様
当然のことながら沖縄のインターナショナルスクールは米軍基地で働いている家庭のお子さんが多く、それに伴いハーフのお子さんも多いです。もちろん、アメリカ人と一言にいえど、ヒスパニック系からインド系まで様々な人種の方がいるので、日本人に見えた娘のクラスメートが実はベトナム系アメリカ人だったということもありました。なお、最近では韓国中国からの生徒もかなり増えています。
朝6時から夕方6時までの預かり時間
アメリカ軍の軍人の方は、早朝からトレーニングをされた後に仕事を開始し、午後4時頃には業務終了というスケジュールで勤務されている方が多いので朝がとても早いです。そのため、朝6時から開所しているスクールが決して少なくありませんでした。月曜~金曜・朝6時~夕方6時まで預けられるということを考えれば、日本の認可外保育園と比較しても決して高くないと思いました。
認可外保育施設の個別情報の活用
沖縄県内(那覇市及び宮古島市以外)の認可外保育施設の個別情報(直近の立入調査結果の概要等)が以下のサイトで確認できます。
インターナショナルスクールも認可外保育施設に該当するため、その個別情報が掲載されています。まだ口も聞けない幼い子供を預けるにあたって、このような第三者の目を通して得られる情報を参考にすることも重要なポイントの一つではないでしょうか。学校を選ぶ上で何を重視するかは家庭によって異なりますが、様々な学校に足を運んで是非納得いくまで調べていただけると幸いです。
気になる料金は?
私の娘が通った学校の費用について…ぶっちゃけます。
7か月で。。。539200円
慣らし保育を行ったので、1日保育や半日保育の金額差はあるのですが、給食費を含めて月平均69885円くらいで、入学金は50,000円くらいでした。
七か月通った英語力の効果は?

- リスニング力は4つの能力の中で最も磨かれたと感じます。先生が何を話しているかは理解している様子でした。
- スピーキング力は「a ball」など、定冠詞を付けて単語を言ったことには驚きましたし、Towelの発音はまさにtaʊəl(タオーゥ)と言います。
- ライティング力については、まだ幼いので身に付きませんでしたが、sand paper lettersという文字をなぞる授業でアルファベットを書く前段階の練習をすることができました。
- リーディング力については、本の読み聞かせの際にアルファベットを自ら話したり、特に数字が好きなのか数字を声に出して読んだりしてくれるのが親として嬉しかったです。
まとめ
- 沖縄県のインターナショナルスクールはお得!
- 多様な人種のクラスメートと出会える!

とても親切でムードメーカーのアメリカ人の女の子がいてくれたお陰で、娘は1週間でスクールに慣れることができました。そこからほぼ毎日彼女の名前を娘が連呼しており、大好きなお友達ができたことに親として泣くほど感動したことを覚えています!
是非ご自身のお子様に合うスクールを見つけてかけがえのない時間をお得に過ごしてください!!
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